エロゲームについて
世の中にはまぁ突拍子もない事を考える人たちが多いモノで、まぁかく言う私も突拍子もないモノ大好きだからそう言うモノにぶち当たるのかなあと思ったりもするんですが、今を遡る事はるか10ウン年前。
よもや10年後“萌え”と“ミリタリー”を合体させようなんて考える人々が出てくるとは夢にも思いませんでしたね。
正格に言えば“あったはあった”んですけどね、少なくとも私は“二足歩行型のロボットが出てくる話をミリタリーに分類しない”からなぁ。
こう言う言い方は何ですが、萎えますね、実際のところ。
どうせ女の子とミリタリーをくっつけるんならもっと“ハードコアで重厚な世界観”を作り出して欲しい、と思ってはいたんですがそんな都合良く事が進めばこの世は天国ですわな。
まー無理に決まってる、
と思っていたある日。
奇跡が起こりましたね。
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女の子+ミリタリー、おまけにスケベゲーム(私はエロゲーという言い方を好まないのでこう呼びます)と言うミラクルが起こりましたよ。
そのゲームのタイトルは『蒼海の皇女たち』と言います、アナスタシア様から08年の3月に発売ですね。
まー、雑誌で見た時の衝撃と言ったらなかったですね。
だって大学の卒論を『ドイツ海軍潜水艦隊史』と言うニッチ極まりないジャンルで書いた私にとって見たら“艦長である主人公以外乗組員全員女の子”のスケベゲームがご褒美でなくてなんだというのですか!?
と言う不純な動機が半分、半分は「コレは面白いに違いない」ですね、その時の私の感想。
理由は簡単なんですがいわゆる“潜水艦モノ”の作品というのは“ハズレを作るのが難しい”と言う変わったジャンルだからです。
まぁその理由が“元々題材にするのが難しい”と言うのもありますけれども。
ただ、趣味が高じて潜水艦モノの映画も小説もアニメもコミックスも読みましたがハズレはないですね。
作るのは大変だそうですが。
多分に漏れず『蒼海の皇女たち』のスタッフの方々も血の滲む思いをされたのでしょう、メタクソに面白いです。
特にストーリーの秀逸さと言ったら!
あのレベルの原案とシナリオ書けと言われたら私20キロは痩せますね、プレッシャー等々で。
ここで血と何故潜水艦モノが面白いかの話をしますとね、THEリアル第二次世界大戦時にドイツ海軍の主力だったいわゆる“Uボート”は乗組員の数がマックスで50人程度です。
おまけにモノによっては“丸木舟”と呼ばれるくらいの小さな船、
そこに50人からの人間が乗っていればドラマが生まれないはずもなく、さらには戦時下というバックボーンもあって重厚な上にハラハラドキドキなストーリーが展開するわけですね。
閑話休題。
『蒼海の皇女たち』も私冗談抜きで「これスケベシーン要らんわ」と思いましたね、良くスケベゲームをコンシューマ化するにあたってスケベシーンを抜いてしまった為“訳分かんなくなってる作品”がありますが『蒼海の皇女たち』は逆ですね。
“もしかしたら後でスケベシーンを入れたんじゃないか?”と思ってしまうほど、スケベシーンに頼ってないんです。
元々の潜水艦戦アドベンチャーのストーリーが練りに練られているのでそんな印象を受けるんでしょう、3月発売で……5月の連休くらいまでずっとやってましたね。
その位ハマりました。
前でちょろっと書きましたが“主人公以外全員女の子の潜水艦”なので当然“ピンク色の潜水艦”な事もお考えになる方いらっしゃるかと思いますが、潜水艦の場合、それはあり得ません。
理由は簡単です、そんな事やってたら撃沈されてみんな仲良く海の底だからですね。
乗組員の数が艦長入れてもマックス50人で、小さい上に敵に発見されれば逃げるのも一苦労。
逃げられればまだマシで、最悪浮上も出来ないまま水圧で圧壊。
よく畳の裏は地獄なんて言葉を聞きますが当にそれですね、緩んだかと思えば極限状態、それの繰り返しです。
その状況下で生き残らなければならんのですから、色恋の前に相互の信頼関係がないと無理ですね、生き残るのね。
そんな状況下で艦長に抱かれる攻略対象ヒロインの心境ったらどんなもんなんだろうと思いますね、余計な事かも知れませんが。
ここまでずっと褒めて来たんで最後に文句を1つ。
何故私イチオシの機関長のルートがないのか!? 説明を求める!!